アートの町・信州上田の独創的な芸術スポットを厳選

長野県は歴史ある温泉街や、美味しいグルメ、自然の宝庫として有名ですが、今ひそかにアートの町としても注目を集めています。

長野県は美術館の数が日本でもトップクラス。国内でも名高い美術館や博物館も多く、他にも演劇や芸術などの文化復興にも力を入れています。

上田市のもう一つの旅として散策してみたい「アート巡りの旅」。

そこでしか得ることのできない感動を是非上田市で体感してください。

 

美ヶ原高原美術館

 

約350点あまりの独創的な巨大野外彫刻を見ることができる、日本で一番標高が高い美術館です。

箱根彫刻の森美術館の姉妹館とされ、展示作品は野外彫刻の他、館内に行くと絵画や光のアート作品、ミロのヴィーナス、ダビデ像などがあります。

屋内には巨大な遊戯彫刻で遊べる「こども美術館」も人気でご家族で遊びに行けるスポットとしても人気の場所になっています。

美術館に併設された道の駅では、美ヶ原高原美術館にちなんだアートなお土産も多く取り揃えており、他には見られない珍しいお土産も見つかるかもしれませんね。

 

サントミューゼ

 

サントミューゼは美術館と交流文化芸術センターから構成される複合型文化施設。

美術館は上田市にゆかりのある作家の作品等を展示する他、展覧会やイベントなども実施し、地域の交流の場としても大きな役割を担っています。

音楽ホールでは、音楽・演劇・オペラ・バレエなどを開催。子供から大人まで楽しめる体験型授業も人気です。

サントミューゼは多くの方が芸術とふれあえる、文化復興の新たな拠点として地域の方に支えられています。

 

 

上田映劇

 

信州上田のエンターテインメントを支える劇場として上田映劇があります。

上田映劇は創業100年を超える歴史ある劇場で、一時は映画館としての上映は終了しましたが、復活プロジェクトによって2017年に定期上映を再開させました。

懐かしい昭和の雰囲気をそのままに、今も開館当時の木造2階建てを維持し続ける大正6年から続く歴史ある劇場です。

レトロな雰囲気を残した看板や切符売り場は、まるで映画に出てくる一コマのよう。

上田映劇は文化としての映画をつなぐ拠点として、多くの方に支えられています。

新しい映画館が多くなる今、昭和の香りが多く残された歴史ある上田映劇へ足を運んでみませんか。

 

戦没画学生慰霊美術館「無言館」

 

無言館は窪島誠一郎氏により、信濃デッサン館の分館として平成9年に開館した美術館です。

第二次世界大戦中、戦没された画学生たちが遺した絵画や作品、当時の手紙や愛用品などを展示しています。

素晴らしい才能がありながら戦争によって命を落とされた若き兵士の想いを感じ、戦争とは何かを考えずにはいられない空間です。