上田市にまつわる戦国最強の名将・真田幸村とは
上田市は、大河ドラマ「真田丸」の舞台となった場所で知られた”真田幸村ゆかりの地”。
戦国時代の名将・真田幸村は、その戦いぶりから「日本一の兵」としてその名を轟かせ、今もなお多くのファンがこの地を訪れます。
上田市が舞台となった、”真田軍”対”徳川軍”の戦「上田合戦」。
1585年・1600年に起こったこの戦いは、上田城を拠点とし二度にわたって徳川軍を打ち破ったとされています。
その後1615年の、”豊臣家”対”徳川家”の戦「大阪夏の陣」では、真田丸と呼ばれる砦を作り、徳川家康の本陣へ攻め込むもかなわず、深手を負った幸村は49歳でその生涯を閉じました。
徳川家康は、「幸村の戦いぶりは敵ながら天晴れあり、江戸城内にて幸村を誉め称えることを許す」と敵将ながらその戦いぶりに感服したと伝わっています。
上田城
日本百名城の一つとされる上田城は、1583年父・真田昌幸によって築城。
”真田軍”対”徳川軍”の激戦の舞台となった歴戦の名城として残されており、2度も徳川軍を退けた難攻不落の城と呼ばれるようになりました。
本丸跡は現在公園として整備されていますが、堀や土塁は当時のまま。1994年に復元された東虎口櫓門の石垣部分にある「真田石」は城内一大きく数万人の手を使っても微動だにしなかったという逸話が残されています。
眞田神社
上田城跡公園内にある眞田神社は、知恵と勝運により二度も徳川軍を撃退した真田家を祀った眞田神社は、学業・スポーツ・ビジネスで人気です。
境内の奥には「眞田井戸」があり、他にも大きさ2mを超える”赤備え兜”は迫力満点。
眞田神社限定の御朱印帳も人気で、季節ごとに見開きの朱印も限定頒布しています。
ご参拝の際は是非チェックしてみてください。
真田幸村の隠し湯「石湯」
大河小説「真田太平記」にたびたび登場する「石湯」は、真田幸村が女忍者”お江”と結ばれる重要なシーンの舞台として記録されています。
他にも重要な人物との出会いには「石湯」がたびたび登場し、別所温泉はまぎれもなく真田幸村にとって大切な隠し湯となっていたに違いありません。
この石湯の前には、真田太平記の著者である池波正太郎氏の筆跡で「真田幸村公隠し湯」という標石が建てられています。
真田氏歴史館
武田二十四将として活躍した真田一族の歴史資料を展示した博物館です。
古文書や武具、真田信之の肖像画、真田本城跡のジオラマなど、貴重な資料が年代に沿って公開されています。
大河ドラマ「真田太平記」で使用した真田親子の武具甲冑などが精巧に復元され、来場された多くの真田ファンを魅了しています。
池波正太郎真田太平記館
真田幸村の活躍をテーマにした「真田太平記」の著者である直木賞作家・池波正太郎氏の実質の原稿や資料を保存・公開しております。
池波正太郎氏は真田一族の生き様に深い関心をもち、取材の為たびたび上田市を訪れました。
ジオラマと映像で魅せる、現代の技術で再現された真田幸村の記録もみどころです。
歴史巡りの際には是非お立ち寄りください。